関屋千草さん(ニックネーム:セッキ-)
チーグッド・デザイン代表
肩書き:ブランドプロデューサー
専門家登録:
・特許庁知財総合支援窓口 INPIT 企業派遣専門家
・公益財団法人 宮崎県産業振興機構 PR/SNS支援専門家
・公益財団法人 宮崎県産業振興機構 農山漁村発イノベーションプランナー
・宮崎県男女共同参画センター 女性メンター
3つの柱でサービスを提供しています。
①ブランド戦略
②デザイナー
③講師・専門家
①のブランド戦略は、認知拡大に必要なPR・SNS戦略の企画、提案、運用代行、コンサルをしています。
②のデザイナーについては、視覚的に伝えるためのデザインツールを提案。ディレクションから制作まで一貫して行っています。
③の講師・専門家については、民間企業からのデザイン講師、行政主催のPR/SNS講師を務めています。
自分は幅広くできる方だと思っていて、動画も作成できるし、Webもディレクションできるし、話せるし、作れるし、そういったこともあって「わたしって何者かな」と思ってこれまで仕事してきました。
そこから自分が大切にしている信念「真剣に頑張る人を裏切らない」に立ち返ってみたら、やっぱりブランドだと、たどり着いたので、ブランドを一緒に育てていく協力サポーターという意味合いで、ブランドプロデューサーという肩書きに昨年頃から変えたんです。
行政の支援機関ともお仕事経験があるんですが、中小企業や零細企業の事業者の方からの相談を受けていると、先方が「結構、コンサルとか入れてやってみたけれど、なかなか自分たちが思うような結果が導けなかった」というお悩みをよく耳にしました。
よくよく話を聴いてみると全然違う提案をされていたことが見えてきたんです。
そうはいっても、コンサルタントさんに踏み込んで具体的に話せる人って少ないように思いましたし、コンサルタントて聞くと、人によってはすごい人というイメージが先行してしまって遠慮してしまうんだろうな、という気づきがあったんです。
当初私もコンサル業をしていたのでそのまま行こうと思っていたんですが、肩書で壁を作りたくないと思いました。
そこで、相談者の方にまず「私は真剣に頑張る人を裏切らないんで」と言いました。そうすると、「ああ!」っていう反応が先方から返ってきました。
「なんでも言って、真剣にやるなら私も真剣にやる」「でも軽くでいいのなら私でなくてもいいですよ」って最初に言うようにしたんです。そうでないと私の熱量がすごいので合わない人もいるんです。そこまで求めてないって言われたこともあります。自分だけ熱くなって帰ることが何度もありました。悲しくて泣いた経験もあったので、はじめに言うようにしていったという感じです。
せっかくお仕事させていただくなら、一緒に喜びあいたいと思っています。ハグして、あの時つらかったよね、でもここまで頑張ってこれたよねって、一緒に汗をかきたい。
ブランドプロデューサーという肩書にはそういった想いを込めています。
I'meのビジョンである全ての女性の可能性開花に貢献するという部分に自分のこれまでの経歴も重なり、ここで自分のこれまで培ったものを提供できればと考えたからです。
実は、自分はこれまでサポーターとしてお仕事することが多かったんです。3年前にデザイン業で独立して、器用貧乏だったこともあり、自分でも何屋さんかわからずにいました。
よく関屋さんって何者なんですか?といわれていたように思います。
当時は、自分の仕事を広げようにも広告以外の広げ方を知らなかったことやSNSも全くやってなかったほどです。
唯一やってたのは、ブログで自分がこれまで携わってきたことを書き溜めることで、お客さんから聞かれたら「ブログに書いてあるからそこを見て」という風にして仕事を広げてきました。
また、偶然にも、クライアント10社ほど担当するようになったタイミングで、笹木郁乃さんの本「0円PR」に出会いました。笹木郁乃さんが教えてくださるメソッドに興味を持ってからは、徹底的に調べて、挙がっている動画もすべて観たほどです。
そして、「この人に学ぶしかない」と思いPR塾に入りました。
PRってすっごく面白いんです。学ぶのが楽しすぎたのを覚えています。
塾内でも「セッキ-がすごい輝いているのが印象的だった」といってもらえ、自分では気づいていなかったんですが、学びに集中しているその姿が輝いて見えたようです。
そこから入塾1ヶ月でPRした案件が取材されるようになり、その結果を見たPR塾からもありがたいことに取材いただきました。そのとき、実は、「あれ、私ってサポーターで、前に出るタイプじゃないのに…」と内心ソワソワしていたんです。
その後、取材いただいた記事がweb上に掲載され、それを地方の人が見たときに、「すごいね、東京の人と仕事して。どうやったら東京の人と仕事できるの?」と興味を持たれるようになりました。
地方の人って東京の人と仕事してると聞くと驚くんです。
そこからご縁あって、LITAさんから声をかけていただき一緒にお仕事させていただくようになりました。
行政で仕事していた経験もあるので話すこと自体には慣れていたんですが、講師はやったことがありませんでした。それでもやったことがないから断るのではなく、「やってみます!」とすぐお返事することにしました。それが講師を担当するようになった初めのきっかけでした。
理解度を高めるために、具体例とわかりやすい例えをしっかりとビジュアルでお伝えしています。Canvaって誰でも手軽に操作しやすく、実はCanvaの情報は調べたらたくさん出てきます。
ただし、Canvaで表現する前に大事なことを熱を込めて伝えています。
例えば、よく色について質問いただくのですが、最終的に色が決まるのは最後なんです。
まずやるべきことは、自己理解、ありたい姿、自分のビジネステーマをつくるところから。
テーマが決まるとそこに込める想いの形容詞も決まっていきます。情熱、思いやり、とか。
その言葉から色が決まっていくんです。自分が最高と思える言葉、イメージが浮かぶようになります。その上で、色は受け取る人に訴求しやすいこともあり、色と思い入れある場面がリンクしやすい。
だからこそ、自分のビジネステーマを分かりやすいテーマ(コンセプト)をまず出してみることがポイントです。動画内で例を出してるので観てみてください。ぜひ、一気に観てください。すでにCanva知ってる人も操作する前に。
基礎を知って、表現するために、こんな道具の使い方あるな、と知っていく様を体感できると思います。木に例えると、枝葉ではなく、根っこの部分にあたるCanvaで表現したいことを決めるのが先、ここがポイントです。
その結果、一気に素人感がなくなります。プロが作ったようになります。
デザインは課題を知るところから始まり、どう在りたいか(未来)を想像し、そのために今何が課題として挙げられているのか、を特定するところからスタートします。
デザイン思考と一緒で、メンター講師も観察をしながら関わっていきます。
この人の本当の悩みって何か、なぜ目の前の方はこのような発信をしているの等、知るところから始まるんです。デザイン講師がメンター講師もできる理由はここにあるように思います。
コンサル1回目はどんな方なのかなと探り探りなところもありますが、最終的には丸裸のような関係を築けて、「1ヶ月頑張ろうね、私もやるからね」とスタートできていると思っています。
コンサル2回目以降は結果を出すために、具体的に一緒に考えようか、とお話を進めていくのですが、ときには提案したことに対して受講生が「それって無理かもしれない」と本音を話してくれることがあります。でも、それもまた嬉しいんです。
本音で話せる相手で居られていることはありがたいと思っています。この提案は違うね、そしたらこれはどう?とフラットに話せることも重要だと考えていて、正解はないからこそ、お互いに言葉を交わしながら、この視点は自分にはなかった、新たな発見だという気づきを得ていただく機会を大切にしてほしいです。
「まずここですか!」とビックリされることが多いです。最初に提案することが多いのは、自分をしっかり知るための「100%の自分を生きるキャリアデザイン」なんですが、まず観るのを勧めています。
なぜなら、あの動画講座を観るのと観ていないのでは結果が変わるからです。自分自身で自分のことや思考に気づかないと、どんなに学びを入れてもうまく昇華できず、腹落ちしない状態になってしまうんです。
だから自己理解を勧めます。自己理解ができていたら学びを入れていくのは簡単なのでこの順番でお伝えすることが多いように思います。
それでもガチガチに動画を詰めるのではなく、私が提案するのは2.3個だけに絞っています。詰め詰めでプランを組んでしまうと身動き取れなくなってしまうというのも理由の一つです。
必要な学びの最初の一歩をその人に合わせて提案していくと、実際に行動された受講生が手ごたえを掴み、今度は能動的に、次はここが必要なことかもと、自ら考えどんどん行動できるようになります。
やっぱり、「自分」を大切にしてきました。夫も子供も大切にしていますが、それでも自分を大切にすることを大事にするようにしています。
妊娠したときもすごく嬉しかった一方で、仕事を一度やめなければいけなかったことがあります。周りからも一旦辞めたらといわれましたし、気を遣われているのも察していました。
当時を思い出すと、駅のホームで男泣きしたのを覚えています。妊娠の嬉しさと一緒に悔しさがこみあげてきたのを。それだけ葛藤していた頃があったんです。
そこで立ち止まった時にふと、もう一人の自分の声なのか、信頼していた祖父の声が聞こえた気がして、そのことを機に、今一度自分を大切にしようと思いはじめるようになりました。
今でも、家では母は自由に生きます、と宣言しています。完璧はやめました。それを旦那さんにも言っています。妻として100%はできないと伝えたら受け入れてくれました。旦那さんからは、「そこまで背負っているとは思わなかった、気づかなかった」といわれました。
だから、同じように苦戦している方がいたら口に出して言ってみるとよいかもしれません。
学校の先生にも言っています。「私、完璧な母じゃないんです」と。保育園でもよく忘れ物するくらいおっちょこちょいで、でも伝えたことで先生もわかってくれたんです。
口に出さないと何でもできる人なんだと思われてしまうこともあって、小学校の役員もやってたいた時期があります。なので、ここはできないと思ったら、助けてほしいことを伝えていくと良いと思います。
やりたいことをやっていくためには自分の度を越えているところは、声に出して助けを求める、そこが大事だと考えています。私自身、結婚、出産で4度の挫折を経験してきたので、この声が同じような境遇で困っている方の背中を押せたらという想いです。
自分はただプロダクトをつくるデザイナーではないと思っています。ブランドプロデュースもできるデザイナーがイメージ近いです。
困ったときに、さざえさん(番組)にでてくるサブちゃんのような人になりたいです。「困ったらサブちゃんに聞けばなんでも解決」そんな存在でいたいです。
そのためには、常に自分自身もアップデートしながら行動し、行動した結果をしっかりと言語化することで、受講生の皆様に対し、本質を伝えられる講師、信頼できる存在でありたいと思っています。
商品やサービスを伝えるためには、ビジュアルでどれだけ訴求できるかが決まります。ただ美しいだけではなく、目的あるデザインが必要であり、そこを理解できることで、プロのデザイナーと同じ目線で仕事を依頼することができます。
その結果、目的達成に繋がる手段、コミュニケーションツールとしてビジネスには必須のスキルを得ることができます。
今、自分も人生どうやって幕を閉じるか、と考えるようになってきました。
みなさんにお伝えしたいことは、ぜひ後悔しない選択をしてほしいです。
I'meに入るだけで、今、企業から何が求められているのかキャッチでき、スキルアップしていくための道筋も知れます。
ここで学んで実践すれば、自分の口でかみ砕いて相手にお伝えでき、次の提案まですることができるようになりますし、指示書までつくれるスキルを持つことができます。たとえ自分が指示書自体を作れないとしても、業者さんにどうつくってほしいのか指示がだせるようになることも大きいと思います。
自分の力でやっていきたい想いのある方は、自分の言葉でわかりやすく伝えるスキルも習得する必要があるし、それがI'meで学べます。
最初から自信のある人はいません。I'meでご一緒できたら、お会いできる機会も増えますので、もし、元気がなかったら私(セッキ-)に会いにきてください。みなさんがエネルギー上がるような「元気道場」のような空気、場を作って待っています。
普段言えないことを言える場として活用してもいいと思います。温かみのあるサードプレイスのように。とはいっても、ふわっとして終わるのではなく、しっかりとした目標ももって真剣に取り組んでいけたら嬉しいです。