いきなりですが、ファシリテーションってご存じですか? 聞いたことのある横文字だけど、説明してって言われたらよくわからない…というのが本音ではないでしょうか?私もそうでした。
ファシリテーションとは、簡単に説明すると、参加者の発言を促したり、話し合いをより良いゴールに導く役割のことをいいます。そんな大役、私には無理…といった声が聞こえてきそうです。
実際にI'me受講生からも同じような声が多数寄せられ「ファシリテーション壁打ち勉強会」を開催しました。
今回は大学非常勤講師 兼 I'me受講生で、ファシリテーション経験豊富な田中梨恵さんと考える「ファシリテーション 壁打ち勉強会」をレポートします!
プロフィール)
田中梨恵
大学非常勤講師/英語関連科目を年間約20コマ担当し、のべ800人の授業を担当している。
PR・広報 / のべ15年。大学広報職員時、約100人規模の学生広報団体を立ち上げ、マネジメント業務を担当。
その際、読売新聞、朝日新聞、産経新聞、神戸新聞、日経新聞など複数の新聞掲載を得た実績と信頼がある。
また株式会社ラジュネス企画にて広報担当として勤務する傍ら、個人事業主としても主にイベントプランナーとして教育やエンタメ関連のイベントを主宰し、高い満足度を維持している。
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Instagram https://www.instagram.com/rie_leahtta/
「難しそうで不安…」というファシリテーションへのイメージを払拭するための勉強会を1月17日に開催しました。
MCの田中さんから「ファシリテーションに抱いている悩みや不安を、まずはみんなで共有しましょう!」の声に、
参加者からは「気の利いた返しができない」「質問に答えられなかったらどうしよう」といった、ファシリテーションに対する漠然とした声が寄せられました。
実際すでに不安を乗り越えた参加者の経験談や、MC田中さん、I'me事業責任者でメンター 篠田さんの生々しい体験談により「わからないことはわからないって言っていいんだ!」とファシリテーションに対する自分の思い込みに参加者自ら気付くことができた時間でした。
MC田中さんからは「ファシリテーションの不安に対してみんな同じように思っていたり、感じていたりすることって多いと思うんです。私もファシリテーションをし始めた頃は、同じことばかり言ったりしてたんですよ。」という意外な言葉に、完璧にやろうとしなくていいんだと、受講生はホッとした表情で安堵した様子でした。
参加者から「今まで見てきたファシリテーションの方のレベルが高くて、私にはできないと思っていました。」という声に対し、
メンターの篠田さんからは
「お話を聞く限りでは、一気にプロ級を目指しているようにも感じ取りましたが、いかがですか? 実は、どこまでの技術が必要かは、場所と聞き手によって変わるんです。
いきなりプロを真似しようとして、自分で無意識にファシリテーションのハードルを上げてしまっているのかもしれません。いかがでしょうか?
問題は、ファシリテーションの技術ではなく、自らの目標設定が高すぎることにあるとしたら、目標の水準から見直してみましょう!」とのアドバイスがありました。
それを聞いた参加者からは
「ファシリテーションと聞くとハードルが高いと思っていたのですが、自分でハードルを上げていたと気づきました。MCの田中さんやメンターの篠田さんのようなプロでも、初めから不安がなかったわけではなく、わからないこともあるというお話が聞けて、気持ちが楽になりました。」と感想を頂きました。
では実際、ファシリテーションをする時にここだけは抑えておくといいよ!っといったポイントを共有します。
MC田中さん
・これだけは伝えるというポイントを決め、それが言えればOKだと思うようにしています。気の利いたすごいことを言わなくていいんです。
メンター 事業責任者 篠田さん
・ファシリテーションは準備が9割、まずは自分が楽しみ笑える、コンディションを整える、目に見えない非言語こそ大事です。
とそれぞれが大事にしている考え方を共有いただきました。
「ファシリテーションのイメージを共有し、心のハードルを下げましょう!」と言う一貫したテーマで取り組んだ「ファシリテーション 壁打ち勉強会」。
終了後には参加者全員が「ファシリテーションに対するハードルが下がった!」と回答しました。
MC 田中さんからは「いろいろな人を見て、いいところを真似する=モデリングから始めましょう!」
メンター 事業責任者 篠田さんからは「I'meを使って、実践の場を何度も持つといいですね。場数を踏み、参加者からフィードバックをもらうと自信につながります。不安になったら、1人で悩まず感情と事実を共有し、気づきを得て、次のアクションにつなげる。みんなでチャレンジできるのがI'meです。目の前の人の期待値を超える価値を提供するために、まずは打席に立ちましょう!」とフィードバックを頂きました。
「次回もまた参加したいです」とのリクエストもあり、その場で即、継続開催が決定しました。
みんなで一緒に、チャレンジしながら、自分を磨いていきましょう!